犬の呼吸が苦しい・呼吸が早い原因は?心臓病・肺水腫・熱中症の見分け方|PetCase
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「最近よくハァハァしてるけど、夏だしシニアだし、こんなものかな」── 心臓病や肺水腫の入口は、たいていこの一言で先送りされます。
短期間なら様子見していいケース
- 運動や高温の直後で、5〜10 分の休息で落ち着く
- 安静時呼吸数が 30 回/分以内に戻る
- 舌・歯ぐきの色がピンクで、いつもどおり
- パンティングのリズムが整っていて、止まる時間がある
こんな時はすぐに受診を
- 安静時の呼吸数が 40 回/分を超える状態が続く
- 口を半開きにし、首を伸ばして呼吸する(起立呼吸)
- 舌や歯ぐきが青っぽい・紫っぽい(チアノーゼ)
- 咳と泡状の鼻汁・痰を伴う(肺水腫の疑い)
- 横になれない、立ったまま寝ようとする
- 腹部を大きく使った努力性の呼吸
考えられる病気
関連する疾患・症状
僧帽弁閉鎖不全症(MMVD)
小型犬のシニアに非常に多い心臓病。咳と運動不耐性が初期サインで、進行すると肺水腫を起こし呼吸困難に。安静時呼吸数の記録が早期発見に役立つ。
肺水腫
心臓病や腫瘍などで肺に水が漏れた状態。横になれない・泡状の痰・呼吸数の急激な増加が典型で、酸素吸入と利尿薬での緊急対応が必要。
気管虚脱
小型犬に多い、気管が扁平化して空気が通りにくくなる病気。ガーガーという咳と興奮時の呼吸困難が特徴。
熱中症
パンティングが止まらず、よだれ・嘔吐・虚脱を伴う。短頭種・シニア・肥満犬は特に高リスク。直射日光・車内・アスファルトに注意。
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よくある質問
▶安静時の呼吸数はどう数える?
完全に寝ているとき、胸かお腹の動きを 15 秒数えて 4 倍します。健康な犬は通常 10〜30 回/分です。心臓病の管理では「40 回/分を超えたら連絡」が一つの目安としてよく使われます。
▶パンティングと呼吸困難の見分けは?
通常のパンティングは口を開け、舌をだらりとし、リズムが整っています。呼吸困難では、首を伸ばす・横になれない・舌や歯ぐきの色が変わる・腹部を使うなど「いつもと違う形」が出ます。
▶夜に受診すべきか迷ったら?
青っぽい舌、横になれない、呼吸数 60 回/分以上、いずれかがあれば夜間救急の受診をおすすめします。判断に迷うときは、まず夜間救急に電話して状況を伝えるだけでも進む方向が見えてきます。
犬の他の症状
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