ホーム受診タイミング犬が吐いた時、様子見と即受診の境目 ── 24 時間で 3 回以上は受診検討
受診タイミングコラム

犬が吐いた時、様子見と即受診の境目 ── 24 時間で 3 回以上は受診検討

🐕 嘔吐

このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

「月に 1〜2 回は吐く子だったから慣れてた。でも振り返ると、ずっと胃の中に何かあったんですね」── 慢性的な嘔吐は、慣れると見逃されやすい症状です。

短期間なら様子見していいケース

  • 草を食べた直後の嘔吐 1 回(毛玉や草を出した)
  • 空腹時の黄色い液体(胆汁)を稀に吐く
  • 吐いた後も元気で、ご飯と水を普通に摂取できる
  • 誤飲の心配がない、新しい物を食べていない

こんな時はすぐに受診を

  • 24 時間で 3 回以上吐いた
  • 吐物に血(赤・黒色)が混じる、コーヒーかすのような色
  • 異物(おもちゃ・布など)を飲んだ可能性がある
  • ぐったりしている、立ち上がれない
  • 吐いた後に水も飲めない、飲んでもすぐ吐く
  • 下痢・腹痛(背中を丸める)・震えを併発
  • シニア犬・子犬・持病のある犬で 1 回でも

考えられる病気

関連する疾患・症状

異物誤飲

おもちゃ・骨・桃の種・タマネギ・チョコなど。レントゲン・超音波で確認。緊急手術が必要な場合も。

膵炎

高脂肪食の後に発症することも。背中を丸める、お腹を触ると痛がる。重症化すると命に関わる。

炎症性腸疾患(IBD)・消化器型リンパ腫

慢性的な嘔吐・下痢・体重減少。シニア犬で増える。便と嘔吐の頻度を毎日記録すると診察で役立つ。

胃捻転(大型犬の緊急疾患)

大型・胸の深い犬種(ゴールデン・ジャーマンシェパードなど)で食後の運動後に発症。お腹が膨らみ、空嘔吐を繰り返す。即手術。

🍽️この疾患に合ったフード

膵炎 向け

炎症性腸疾患(IBD)・消化器型リンパ腫 向け

よくある質問

吐いたものを病院に持って行くべき?

可能なら写真を撮ってください。色(黄色・茶色・赤・黒)と内容(未消化のフード・草・異物の破片)が診断に直結します。実物はジップロックで持参も OK。

吐いた後、いつから水・ご飯を再開していい?

元気で水を飲めるなら 2〜3 時間後に少量から、ご飯は半日後に消化のいいものを少量から。再度吐いたら受診を。

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