猫の尿道閉塞(尿が出ない)は緊急疾患|FLUTD・腎臓病との見分け方|24時間以内受診必須|PetCase
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「トイレに何回も入るのにおしっこの跡がない。粗相かと思って様子を見ていたら、夜に動かなくなった」── オス猫の尿道閉塞は数時間で全身状態が崩れる、非常に怖い病気です。
短期間なら様子見していいケース
- いつもどおりおしっこの塊がある(量も同程度)
- 一時的に頻尿だが、出る量は普通
- 行動・食欲・元気に変化がない
こんな時はすぐに受診を
- トイレに長く座っているのに、固まったおしっこ跡がない
- 少しずつ何度もトイレに行く(とくにオス)
- 鳴きながら排尿姿勢をとる、お腹を触ると痛がる
- 嘔吐・食欲廃絶を伴う
- ぐったりする、低体温になっている
考えられる病気
関連する疾患・症状
尿道閉塞(オス猫)
結晶・粘液・結石でオス猫の尿道が詰まる病気。24〜48 時間で高カリウム血症・腎不全・心停止につながる。猫の救急の中でも最優先で、当日中の処置が必要。
FLUTD(猫下部尿路疾患)
尿道閉塞を含む、膀胱・尿道の総合的な疾患群。特発性膀胱炎(FIC)・結石・感染が含まれる。ストレス・脱水・肥満が背景にあることが多い。
特発性膀胱炎(FIC)
若い猫に多い、明確な感染や結石なしに繰り返す膀胱炎。環境変化や多頭ストレスが引き金になることが報告されている。水分摂取とストレス低減が中心の管理になる。
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よくある質問
▶オスとメスでリスクは違う?
はい。オスの尿道は細く長いため、結晶や粘液で詰まりやすく、緊急性が高くなります。メスでも頻尿・血尿は受診対象ですが、完全閉塞は圧倒的にオスに多いとされています。
▶おしっこが出ているか、家でどう確認する?
トイレ後に固まり砂・シートを確認し、サイズ(量)を記録します。「何回入った」だけでなく「実際に出ているか」を見ることが重要です。塊がない/極端に小さい日が続く場合は受診を検討してください。
▶通院までにできることは?
無理に水を飲ませる必要はありません。寒がるようなら毛布で温め、移動はキャリーで静かに。最終排尿の時間、これまでの食事内容、最近の環境変化(引っ越し・同居動物の追加など)をメモして持参すると診察がスムーズです。
猫の他の症状
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この症状の実例
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