猫が急に痩せた時、まず疑うべき 4 つの病気 ── シニア猫の月 2% 減は受診検討
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「触った時に背骨がゴツゴツしてきたけど、毛が薄くなっただけだと思ってた」── 猫は痩せても見た目には表れにくく、気づいた時には進行していることがある症状です。
短期間なら様子見していいケース
- 夏場の食欲低下で体重が 1〜2% だけ落ちている
- 高齢猫の自然な筋肉量減少(年単位でゆるやか)
- フードを変えた直後で、新しい味に慣れていない
こんな時はすぐに受診を
- 1 ヶ月で 2% 以上痩せた(4kg の猫で 80g)
- 食欲が増しているのに痩せていく(甲状腺の典型)
- 水を飲む量・尿の量が明らかに増えた
- 吐く回数が週 2 回以上になった
- 毛づやが落ちて、毛玉ができやすくなった
考えられる病気
関連する疾患・症状
甲状腺機能亢進症(高齢猫の代表疾患)
10 歳以上の猫の 10% 以上に見られる。よく食べるのに痩せる、活発になる、心拍数増加が特徴。血液検査で診断可能。
慢性腎臓病(CKD)
高齢猫の死因第 1 位。多飲多尿・食欲低下・嘔吐が初期サイン。SDMA・尿比重の定期検査で早期発見できる。
糖尿病
肥満傾向の猫が急に痩せたら要注意。水を大量に飲み、尿に糖が出る。早期治療で寛解も狙える。
消化器型リンパ腫
高齢猫で増える腫瘍性疾患。慢性的な嘔吐・下痢・体重減少が組み合わさる。超音波検査で疑う。
🍽️この疾患に合ったフード
慢性腎臓病(CKD) 向け
糖尿病 向け
消化器型リンパ腫 向け
よくある質問
▶猫の体重はどのくらいの頻度で測ればいい?
健康な成猫は月 1 回、7 歳以上のシニア猫は月 2 回が目安です。抱っこ → 体重計に乗る → 自分の体重を引く方式で十分です。
▶甲状腺機能亢進症は治る病気ですか?
治療法(投薬・食事療法・放射線治療)が確立されており、適切な管理で長く生きられる病気です。早期発見ほど選択肢が広がります。
▶猫が痩せたかを家庭で確認する方法は?
背骨・肋骨・腰骨を触って、薄く脂肪が乗っている状態が理想です。骨がはっきり触れる場合は痩せすぎ。月 1 回の写真と体重記録が役立ちます。
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