猫の目やにが片目だけ多い|FHV-1 再燃・角膜潰瘍・結膜炎・眼内炎・失明リスク|PetCase
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「子猫の頃に風邪をひいたきり、ときどき片目がショボショボする。いつものことだと放置していた」── FHV-1 の再燃は、ストレスや免疫低下のたびに静かに角膜を傷つけることがあります。
短期間なら様子見していいケース
- 寝起きの少量の目やにで、ぬるま湯で軽く拭けば取れる
- 透明〜薄茶色の涙やけで、両目同程度・短時間
- 結膜の赤み・痛がる仕草がない
こんな時はすぐに受診を
- 片目だけ目やに・涙が多い・色が黄〜緑色
- 結膜が真っ赤・腫れている、瞼が腫れる
- 角膜(黒目の表面)に白い濁り・くぼみ・血走り
- 目を強く閉じる・しょぼしょぼさせる・前足でこする
- くしゃみ・鼻汁・食欲低下を伴う(猫風邪再燃の疑い)
- 瞳孔の左右差や視覚障害(前向きに歩けない)
考えられる病気
関連する疾患・症状
猫ヘルペスウイルス(FHV-1)の再燃
子猫期に感染した FHV-1 が、ストレス・免疫低下・季節変動で再燃する。片側性の結膜炎・角膜潰瘍・上気道症状が並列で起きることが多い。
角膜潰瘍
シャンプー・草・爪での擦過、FHV-1 の合併で起きやすい。早期治療で数日〜1 週間で改善するが、放置すると穿孔の危険がある。
結膜炎(マイコプラズマ・クラミドフィラ)
若猫・多頭飼育で多い細菌性結膜炎。膿性の目やに、両眼性の腫れが手がかり。抗生剤で改善することが多い。
異物・睫毛のトラブル
砂・植物・短頭種の睫毛による刺激で、片側性の涙・目やにが続く。
緑内障・ぶどう膜炎
瞳孔の異常・痛み・視覚低下を伴う眼の急性疾患。早期診断で視力を守れる可能性がある。
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よくある質問
▶家で人用の目薬を使ってもいい?
おすすめしません。血管収縮剤や防腐剤が含まれることがあり、猫の眼に刺激や副作用を起こしうるとされています。ぬるま湯で湿らせたガーゼでそっと拭く程度にし、必要なら受診で適切な点眼薬を処方してもらってください。
▶猫の風邪は何回も再燃する?
FHV-1 は神経節に潜伏し、ストレス(引っ越し・多頭・健診後など)で再燃することが知られています。完全な根治は難しいものの、リジン補給や環境整備、抗ウイルス点眼で発症頻度・重症度を抑えられることがあります。
▶受診時に伝えるべきことは?
いつから・片目か両目か・色と量・痛がる仕草・最近のストレスや環境変化・ワクチン履歴・同居動物の症状。可能なら時系列で写真を残しておくと診察が早く進みます。
猫の他の症状
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この症状の実例
「目やに・涙が片目だけ多い」に関する、飼い主の実体験と獣医学論文をもとにした症例を集めました。
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