猫の認知症(痴呆):夜鳴き・徘徊・排泄の失敗から気づく段階別対応
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「最近、夜中に変な声で鳴く。昼間は何もしないでじっとしている。年のせいかな?」でも、何か違う気がする。獣医師に相談したら『認知症の可能性があります。高齢猫では珍しくありません』と言われた。早期に気づいて、環境整備をしてあれば、本人の不安も減ったのかな。後悔と、何もしてあげられない無力感が残る。
短期間なら様子見していいケース
- 夜中に時々鳴くが、日中は変わらず過ごしている
- 少し行動が変わったが、食欲・排泄は正常
- 加齢に伴う自然な行動変化の範囲内に見える
こんな時はすぐに受診を
- 毎晩、長時間の夜鳴きが続いている
- トイレ以外の場所で排尿・排便をするようになった
- 食べたはずなのに『ご飯をくれ』と何度も鳴く
- 壁や家具に向かって行動がおかしい
- 飼い主を認識しない、または警戒心が出ている
考えられる病気
関連する疾患・症状
認知機能障害(CDS:Cognitive Dysfunction Syndrome)
高齢猫で脳の認知機能が低下する。治療で進行を遅くできる可能性があります。
甲状腺亢進症の悪化
高齢猫に多い疾患。認知症と混同される場合も。血液検査で区別が必要。
慢性腎臓病(CKD)のBUUN上昇による神経症状
腎不全が進むと、尿毒素が脳に影響し、行動異常を起こす。
🍽️この疾患に合ったフード
慢性腎臓病(CKD)のBUUN上昇による神経症状 向け
よくある質問
▶猫の認知症は治る?
完治は難しいですが、初期なら進行を遅くする治療(サプリメント・薬物療法)があります。早期診断・対応が、本猫の QOL(生活の質)を保つ鍵になります。
▶夜鳴きはどうやって対応する?
フェロモン製品の利用、安心できる環境整備、日中の活動量増加など、まず環境改善を試みます。それでも難しければ、獣医師に相談して薬物療法を検討してください。
▶排泄の失敗が増えたら?
まず医学的な原因(尿路感染症・腎臓病など)がないか確認します。その上で、トイレを増やす・トイレの位置を変えるなど、環境調整を試みます。本人も困っているので、責めずに対応することが大事です。
もっと詳しく知る
関連する知識記事2件
猫の他の症状
同じ悩みを抱える家族に届けたいときは、共有してください。
この症状の実例
「猫の認知症」に関する、飼い主の実体験と獣医学論文をもとにした症例を集めました。
実際にどう対応したのか、参考にしてください。
次は、後悔しない
今日の 猫の認知症 のことを、
一行だけ残す。
不調が気になった日だけでOK。記録の蓄積が、異変の早期発見につながります。
詳しく学ぶ
この症状の
実例から学ぶ
世界中の研究と、実際の症例から、対応のポイントをまとめています。
症例を見るこの種の新着情報が出たときにお知らせします
💬 同じ悩みの家族と話す
「猫の認知症」をテーマに、PetCase コミュニティで他の飼い主と相談できます。
愛用品ランキングを取得中…
🐈 猫の健康情報
この動物種全体の健康情報、寿命、飼育のポイントをまとめたガイドをご覧ください。
猫の詳しいガイドを見るPetCase の考え方
「後悔から、始めていい。」PetCase の思想