目的別「足す食材」リスト — 抗酸化・抗炎症・腸ケア・加熱で栄養 UP
健康に良い食材を「片っ端から」与えるのは現実的ではありません。狙いを決めて、いまの愛犬に必要な食材を週 2-3 種類ローテーションするのが続けやすい方法です。本記事は、目的ごとに編集部が候補を整理した早見表です。
すべての「足す食材」は、1 日のカロリーの 10% 以内が目安。トッピングを増やしたら、その分ドライフードを少し減らして総量を保つ。
1. 抗酸化(シニアの脳・皮膚・関節)
老化の主犯と言われる活性酸素を抑える働きが期待できる食材群。色素の濃いベリー・カラフルな野菜が代表です。
・ブルーベリー(冷凍のまま数粒) ・にんじん(茹でて潰す/生のスティックは噛む練習にも) ・赤・黄パプリカ(加熱して薄切り) ・ブロッコリー(後述「加熱で栄養 UP」も参照) ・ケール(少量、生または軽く茹でる)
ブルーベリーの抗酸化トッピング
冷凍ブルーベリー:シニア犬の脳のケアに。
ブロッコリースプラウトの解毒トッピング
ブロッコリーとそのスプラウト:抗酸化の主役級。
2. 抗炎症(関節・皮膚トラブル)
関節の硬さ・かゆみ・慢性的な皮膚トラブルがある子に。オメガ 3 脂肪酸とポリフェノール系がメインです。
・サーモン・イワシ(加熱または十分冷凍したもの) ・サバ・アジなどの青魚(同上) ・パイナップル(少量、酵素が多い) ・クランベリー(無糖・乾燥なら少量)
いわし缶のオメガ 3 ボウル(日本風アレンジ)
イワシ:DHA / EPA を週 1-2 回。皮膚・関節・脳に。
3. 腸ケア(軟便・便秘・アレルギー予防)
腸内細菌のエサになる食物繊維(プレバイオティクス)と、生きた菌を補う発酵食(プロバイオティクス)をセットで。
・かぼちゃ(茹でて潰す。プレバイオティクスの代表) ・りんご(種・芯を除く。ペクチンが豊富) ・グリーンバナナ・サツマイモ(少量で十分) ・納豆(少量。臭いが苦手な子もいる)
かぼちゃの腸活ペースト
かぼちゃペースト:プレバイオティクスとして週 2-3 回。
納豆の発酵食トッピング(日本オリジナル)
納豆:プロバイオティクスとして少量を週 2-3 回。
4. 加熱した方が栄養を引き出せる食材
生でも食べられる食材でも、軽く加熱した方が消化吸収率が上がるものがあります。「生=健康」とは限りません。
・ほうれん草:軽く茹でるとシュウ酸が下がり、カルシウム吸収を妨げにくくなる。 ・トマト:加熱でリコピンの吸収率が上がる(ヘタと葉は除く)。 ・にんじん:細胞壁が壊れてβカロテンが取り出しやすくなる。 ・きのこ:加熱で消化しやすくなり、抗酸化成分も維持される。 ・パプリカ:加熱で甘みと吸収率が上がる(ビタミン C は減る)。
調理は「茹でる・蒸す」が基本。油・塩・スパイスは加えない。冷ます時間が惜しいときはレンジでも可(爆発するきのこ・トマトは穴を開ける)。
腎臓病・尿石症・甲状腺疾患などで「特定の食材を避けるべき」と言われている子は、本記事のリストも自己判断で導入せず、かかりつけ医にご相談ください。
この記事は獣医療アドバイスではなく、日常の食事づくりの参考情報です。持病・アレルギー・服薬中の子は必ずかかりつけ医にご相談ください。
