うさぎが頭を傾けている|斜頸・E.cuniculi・中耳炎・脳炎・24 時間が勝負|ローリング・眼振|PetCase
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「夜中に見たら頭が傾いて、ケージで転んでいた。明日まで様子を見てしまった」── うさぎの神経症状は時間との勝負になることが多いです。
短期間なら様子見していいケース
- 健康診断・グルーミング直後の一過性のふらつきで、数分で戻り、その後は普段通り食べて動いている
- 抱っこから降ろした直後など、姿勢を立て直すまでの数秒だけわずかに頭が傾くが、すぐ正常な姿勢に戻る
こんな時はすぐに受診を
- 頭の傾きが続いている
- ぐるぐる回る、転がる(ローリング)
- 眼振(眼が左右に揺れる)が見える
- 食欲低下・盲腸便を残す・うんちが小さくなった
- 高齢うさぎで、片側顔面の麻痺・耳をかく仕草を伴う
考えられる病気
関連する疾患・症状
エンセファリトゾーン症(E. cuniculi)
うさぎに多い原虫感染で、神経症状・斜頸・腎臓病・白内障など多彩な症状を起こす。早期の抗原虫薬と支持療法で改善することがある。
中耳炎・内耳炎
細菌感染(多くはパスツレラ)が中耳・内耳に及び、斜頸を起こす。鼻汁・くしゃみが先行することが多い。
脳梗塞・脳腫瘍
シニアうさぎで、左右どちらかに偏る神経症状を起こす。診断は MRI を要するが、症状から疑って早期に支持療法を始める価値がある。
熱中症・脱水
夏の高温下でうずくまり、ふらつく場合がある。涼しい場所への移動と受診をできるだけ早く。
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よくある質問
▶頭が傾いたまま動けているなら大丈夫?
動けていても受診をおすすめします。原因が E. cuniculi なら抗原虫薬で改善しうる時間との勝負ですし、中耳炎なら抗生剤の早期開始で予後が変わります。
▶お家でできる支援は?
ケージは柵にタオルや低反発マットを当て、転倒時の衝撃を減らします。水・ペレットは届きやすい高さに。食欲が落ちたら強制給餌(クリティカルケア)の用意を診察時に相談してください。
▶うさぎを診られる病院はどう探す?
うさぎの神経症状を扱える病院は限られます。日頃から「うさぎを診られる病院」「夜間救急」を 2 つ以上ストックしておくことが、いざという時の判断速度を上げます。
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