犬のけいれん・てんかん発作|初発作は最優先事項・脳炎・低血糖・尿毒症・脳腫瘍・抗けいれん薬|PetCase
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「発作は数秒で治まったし、その直後は普通に元気だったから大丈夫だと思った。でも数日後に何度も発作が起きて、その時には神経学的なダメージが進んでいた」── 初発作での判断が、その後の治療選択肢を大きく左右します。
短期間なら様子見していいケース
- 初発作が数秒で治まり、意識もすぐに戻った(ただし当日中に受診)
- 発作は終わったが、その後 12 時間以内に動物病院で診てもらう時間が確保できるなら朝まで待機は許容(通常医療時間)
こんな時はすぐに受診を
- 初めてのけいれん発作が見られた(原因が何であれ、即受診)
- けいれんが 5 分以上続く、または連続して起きる
- 発作後、意識が戻らない、反応がない
- 発作中・発作後に呼吸がおかしい、舌を咬んで出血
- 発作中に尿・便を漏らす(脳への圧力の兆候の可能性)
- 何度も繰り返す、または 1 ヶ月に 2 回以上発作がある
考えられる病気
関連する疾患・症状
てんかん(特発性/遺伝性)
脳の電気的異常が原因の神経疾患。若い犬で繰り返す発作の最多原因。治療はフェノバルビタールやレベチラセタムなどの抗けいれん薬。早期治療で発作の頻度・重篤度を低下させられる。
低血糖
シニア犬、小型犬、スキップ食時に発作を起こすことがある。発作中・直後に砂糖水を舐めさせると改善することがある。血液検査で診断される。
脳腫瘍
シニア犬で急に発作が起こり始めた場合の重要な鑑別疾患。MRI で確認。進行に伴い発作の頻度が増える。
肝臓病
肝不全により脳に有毒物質がたまり、けいれんを引き起こす。血液検査(肝酵素、アンモニア)で確認。
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よくある質問
▶発作中、飼い主は何をしてはいけない?
舌を掴む、口に無理に物を入れる、強く抱きしめる、冷たい水をかける。これらはどれもけいれんを悪化させたり、飼い主が咬傷を受けたりします。できることは、周囲の危険物を避けて見守り、発作の時間・症状を正確に記録することです。
▶発作後、いつ病院に行く?
初発作は即座に受診。繰り返す場合は、発作の最後のものから 12 時間以内に受診を。発作日時・持続時間・様子(意識の有無、舌咬み、尿漏らしなど)を正確に記録してから来院すると、獣医師の診断が早く進みます。
▶てんかんと診断されたら、生活で気をつけることは?
毎日同じ時間に投薬、食事時間を一定にして低血糖を避ける。飲水量・排尿の記録。抗けいれん薬は血液検査で定期的に濃度を確認し、用量を調整します。ストレスや睡眠不足も発作を誘発するため、規則正しい生活が重要です。
犬の他の症状
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この症状の実例
「けいれん・てんかん発作」に関する、飼い主の実体験と獣医学論文をもとにした症例を集めました。
実際にどう対応したのか、参考にしてください。
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