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受診タイミングコラム

犬の歯ぐきが白い・グレー・黄色い|貧血・内出血・血管肉腫・IMHA・ショック・即救急対応|PetCase

🐕 歯ぐきの色が白い・グレーっぽい

このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

「いつもより歯ぐきが薄い気がするけど、元気だから様子を見ようと思った」── 血管肉腫の腹腔内出血や IMHA の進行で、数時間が結果を変える局面で起こりがちな見落としです。

短期間なら様子見していいケース

  • 若く健康な犬で、興奮や暑さの直後だけ一時的に色が薄くなり、安静で戻る
  • 元気・食欲・呼吸・歩行に変化がない
  • いつもの色との比較で、明らかな差がない

こんな時はすぐに受診を

  • 歯ぐきがいつもより明らかに白い/グレーっぽい
  • 黄色っぽい(黄疸の疑い)
  • 青っぽい・紫っぽい(チアノーゼ・低酸素)
  • 小さな点状の出血が見える(血小板減少の疑い)
  • ぐったりする、呼吸が荒い、立ち上がりが遅い
  • 腹部の張り・震え・冷感など複数の症状が重なる

考えられる病気

関連する疾患・症状

内出血(血管肉腫の腫瘤破裂 ほか)

脾臓型血管肉腫の腫瘤破裂や、外傷・薬物中毒で腹腔内に出血すると、急速に貧血が進む。歯ぐきの白さ・ふらつき・お腹の張りが重なる典型像。

免疫介在性溶血性貧血(IMHA)

自己免疫で赤血球が壊される疾患。歯ぐきが白い/黄色っぽい・尿が濃い赤茶色・元気消失が手がかり。早期診断で治療反応が得られる場合がある。

ショック(脱水・敗血症・心不全 ほか)

循環血液量の低下や心拍出の障害で、末梢への循環が悪化する。歯ぐきの蒼白に加え、CRT(毛細血管再充満時間)が 2 秒を超える。

血小板減少症・凝固障害

点状出血・歯ぐきの出血・鼻血・打撲痕などが手がかり。免疫性血小板減少症や殺鼠剤中毒、肝障害などが背景になる。

重度の貧血を起こす感染症(バベシア・エールリヒア ほか)

マダニ媒介感染で発熱・貧血・元気消失を起こす。マダニ予防の有無と暴露歴を獣医師と共有する。

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よくある質問

歯ぐきの色はどう確認すればいい?

口の片側の唇を軽くめくり、犬歯の上の歯ぐきを見るのが基本です。通常はピンクで、押して白くなった部分の色がおおむね 1〜2 秒で戻ります。色がいつもと違う、戻りが 2 秒以上かかる場合は循環の異常を疑います。日頃から「健康な日の色」を写真に残しておくと比較が早くなります。

元気そうに見えるけど受診すべき?

歯ぐきの白さは「循環が代償的に維持されている最後の段階」のことがあります。元気そうでも内臓出血・貧血が静かに進んでいる可能性があり、夜間救急の判断材料になります。電話で症状を伝え、当日中に受診してください。

受診時に伝えるべきことは?

いつ気づいたか、色(白/黄/青/紫)、CRT の戻り、最近の体調変化、薬・ワクチン履歴、屋外環境(マダニ・殺鼠剤の心当たり)。歯ぐきの写真と動画があれば一段早く判断できます。

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