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受診タイミングコラム

犬が草を食べる ── 「異食」なのか、本能なのか

🐕 草をよく食べる・食べてから吐く

このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。

「いつも草を食べる子だから」と毎日見過ごしていたら、消化器疾患や鉄欠乏のサインだったケースがあります。

短期間なら様子見していいケース

  • 散歩で時々少量の柔らかい草を食べる程度
  • 食べた後の嘔吐がない、または短時間で 1 回だけ
  • 食欲・元気・便の状態がいつもどおり

こんな時はすぐに受診を

  • 草を毎日大量に食べたがる、止めても何度も食べに行く
  • 食べた後にほぼ毎回嘔吐する、嘔吐物に血が混じる
  • 食欲低下・体重減少・便の異常を伴う
  • 殺虫剤・除草剤を散布された場所の草を食べた可能性がある
  • 茎の硬い植物や尖った草を食べて、出血や口の痛みが出ている
  • よだれが増えた、腹部の張り、ぐったり感

考えられる病気

関連する疾患・症状

消化器疾患(胃炎・IBD・寄生虫)

慢性的な胃の不快感を草で紛らわせる行動が報告されている。便検査・血液検査で背景疾患の評価を依頼する。

異食症(pica)

草以外の非食物(紙・布・砂・石)も食べる場合は、貧血・鉄欠乏・神経疾患・行動的要因を考える。

除草剤・農薬中毒

公園や駐車場の草が散布対象になっていることがある。摂取後に嘔吐・震え・よだれ・神経症状が出たら救急受診を。

異物・口腔損傷

ススキやエノコログサなどの尖った草で、口や食道、後鼻腔を傷つけることがある。よだれ・くしゃみ・前足での顔こすりが手がかり。

行動的・退屈

散歩の刺激不足・退屈・ストレスから、草を食べる行動が固着することがある。嗅覚刺激散歩や運動量の見直しが有効な場合がある。

🍽️この疾患に合ったフード

消化器疾患(胃炎・IBD・寄生虫) 向け

よくある質問

草を食べるのは「お腹が悪い」サイン?

一部の犬では胃の不快感を紛らわせる行動として知られていますが、多くの犬は健康時にも草を食べます。「食べる → 必ず吐く」を繰り返す、毎日大量に食べたがる、食欲・体重に変化が出ているなら、消化器の評価を獣医師と相談してください。

家でできる工夫は?

散歩で食べさせないリードコントロール/嗅覚刺激の量を増やすクン活散歩/フードに緑黄色野菜を加える、などが選択肢です。除草剤散布地域や尖った草地は散歩ルートから外すと安全です。

受診時に伝えるべきことは?

食べる頻度・量・食べたあとの嘔吐回数、便の状態、最近の食欲・体重、散歩ルートでの除草剤の有無、食事内容。便のサンプルを持参すると寄生虫検査がその場でできることがあります。

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