猫がふらついている時 ── 前庭疾患と脳卒中
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「酔っぱらっているように見えたので様子見した。実は脳卒中で、治療のタイムウィンドウを逃した」── バランス異常は緊急疾患の可能性があります。
短期間なら様子見していいケース
- バランス異常は医学的評価が前提だが、医師の指示なしに環境調整を開始:段差除去・滑らない床
- ふらつきが軽微で、自力で食事・トイレ利用できる場合は緊急度は若干低いが受診は必須
こんな時はすぐに受診を
- ふらつき・よろめきが見られる
- めまいがあるように見える(頭の向き異常)
- 眼振(目が揺れる)
- 首が傾いている
- グルグル回転する・壁に頭を押し付ける
考えられる病気
関連する疾患・症状
前庭炎・内耳炎
バランス器官の炎症。感染・ストレスで急に発症。多くは数週間で回復。
脳卒中
脳の血流が遮断。急性発症が特徴。MRI で診断。リハビリで回復することも。
脳腫瘍・脳炎
徐々に進行するバランス異常。MRI で脳の腫瘍や炎症を診断できます。
中毒(アルコール・ブドウ等)
特定の物質の摂取でバランス異常が起こる可能性があります。
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よくある質問
▶前庭炎は治る?
はい。多くは 1~4 週間で自然回復します。支持療法(滑らない床、段差の工夫)と定期的な診察でサポートします。
▶バランス異常の猫、その後の生活に支障はある?
完全回復する場合が多いです。ただしシニア猫や他の病気がある場合は、環境改善(段差なし、滑らない床)が必要。
猫の他の症状
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この症状の実例
「バランスが悪い・ふらつき」に関する、飼い主の実体験と獣医学論文をもとにした症例を集めました。
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