エキゾチック:消化が止まった ── GI Stasis は緊急
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「朝、糞が出ていないのに気づいた。昼間に病院に連れて行ったけど、「かなり悪い」と言われた。もう数時間遅れていたら…」── 消化が止まったら、躊躇なく受診を。
短期間なら様子見していいケース
- わずかに糞が少ないが、食べている・元気・腹部に張りがない
- ストレス(環境変化・温度低下)直後の一時的な食欲低下のみで、糞が出ている場合は温度・環境改善で 2-4 時間経過観察(改善しなければ即受診)
こんな時はすぐに受診を
- 糞が出ていない、またはいつもより著しく少ない
- 食べたいのに食べられない、吐き出す
- お腹が張っている、触ると痛がる
- 元気がない、ぐったり
- よだれが増えている
- 数時間食べていない
- 呼吸が荒い、または努力的
考えられる病気
関連する疾患・症状
消化管うっ滞(GI Stasis)
ウサギ・モルモット・チンチラで多い。腸の動きが止まり、食べ物が詰まる。原因は不良食(低繊維食)・ストレス・脱水・寄生虫など多岐。初期治療は補液・胃腸運動促進薬・食事改善。
腸閉塞(異物誤飲)
プラスチック・ラバー・毛などを誤飲。急性で、放置すると腸壊死。レントゲン・超音波で確認。外科的摘出が必要なことも。
寄生虫感染
コクシジウム・小型線虫で下痢。糞検査で確認。駆虫薬で対応。
フェレットの毛球症・巨大結腸
フェレットは毛を呑み込みやすく、毛球が腸を塞ぐ。腹部張満・嘔吐。手術が必要なことも。
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消化管うっ滞(GI Stasis) 向け
よくある質問
▶GI Stasis は治る?
はい。初期なら補液・胃腸運動薬・食事改善で回復する。ただし、24 時間以上放置されると、腸の損傷が進み、予後が悪くなります。
▶どうしても病院に行けない場合、家でできることは?
正直な答え:何もできません。これは緊急事態です。可能な限り最短で獣医師の診察を受けるべき。遠隔相談は診断・治療には代わりません。
▶GI Stasis を予防するには?
チモシー中心の高繊維食、十分な水、適切な温度(ウサギなど)、ストレス軽減。毎日の糞の量・形を観察し、異常があれば早期に相談を。
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この症状の実例
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