慢性炎症とは何か?
「急性炎症」は感染・外傷への正常な免疫反応ですが、「慢性炎症」は低レベルの炎症が長期間持続する状態です。犬では肥満・歯周病・腸内菌叢の乱れ・環境毒素との長期的な接触が、この状態を引き起こします。
慢性炎症はがん・関節炎・心疾患・認知症の共通基盤であることが、人間・犬両方の研究で確認されています。つまり「病気を治す」より「炎症を起こさない環境を作る」ことが、長寿への近道です。
BPA(ビスフェノールA)
プラスチック製の食器・おもちゃ・缶詰の内側コーティングに含まれる内分泌かく乱物質。犬の体内でエストロゲン様作用を示し、ホルモンバランスを乱します。
対策:
• 食器をステンレス・陶器・ガラスに変える
• プラスチック製の水ボウルは廃棄(特にひびが入ったもの)
• BPAフリー表示のある缶詰・おもちゃを選ぶ
💡 Tip
ステンレス食器でも「304(18-8)」以上のグレードを確認。安価な中国製ステンレスには鉛やカドミウムが検出されるケースがあります。
BHA・BHT(酸化防止剤)
多くのドライフード・おやつに使われる合成酸化防止剤。BHAはIARC(国際がん研究機関)のグループ2B「ヒトへの発がん性の可能性がある」に分類されています。
フードを選ぶ際は原材料表示を確認し、BHA・BHT・エトキシキン(Ethoxyquin)が含まれていないものを選んでください。天然酸化防止剤(混合トコフェロール・ローズマリー抽出物)を使用しているブランドを選びましょう。
PFAS(永遠の化学物質)
フッ素加工コーティング(テフロン等)の鍋・フライパン、防水スプレー、ペットシーツ(一部)に含まれる有機フッ素化合物。体内に蓄積し「永遠の化学物質」と呼ばれます。犬への影響として、甲状腺機能低下・免疫抑制・がんリスク上昇が報告されています。
対策:
• フッ素加工調理器具をステンレス・鋳鉄・ガラスに変える
• PFASフリーのペットシーツを選ぶ(布製・再利用可能なものが理想)
• カーペット・ソファの撥水加工品は選ばない
💡 Tip
ペットは床に近い生活をしているため、カーペットのPFASを吸収しやすく、特に子犬期での摂取を最小化してください。
