モルモット咳・くしゃみ【細菌性肺炎・診療費3,000~8,000円・治療月2,000~6,000円】受診タイミング・治療・予防
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「最初はくしゃみ程度だと思ったのに、3 日目には呼吸が苦しくなってた」── モルモットの肺炎は数日で重症化します。小型だからこそ、わずかな症状も見落とさない観察力が命を左右します。
短期間なら様子見していいケース
- 環境の温度変化や床材の粉塵が原因と思われるくしゃみ
- 時々鼻をヒクつかせるが、活動・食欲は普通
- わずかな透明な鼻水が出ているが、1~2 日で止まる
- 元気・食欲・排泄は通常どおり、呼吸音は聞こえない
こんな時はすぐに受診を
- くしゃみ・咳が 2 日以上続く
- 鼻水が濃い・黄色・血が混じっている
- ゼーゼー・ヒューヒューという呼吸音が聞こえる
- 活動量が低下し、隅で動かない
- 食べ方が弱々しい、食べる量が減っている
- 体温が低い(耳が冷たい)、または高い
考えられる病気
関連する疾患・症状
細菌性肺炎(ボルデテラなど)
モルモット・ハムスターの呼吸器感染で最多。細菌が肺に侵入。くしゃみ→咳→呼吸困難へ急速に進行。
上気道感染(鼻炎・副鼻腔炎)
ウイルス・細菌による鼻の炎症。くしゃみ・鼻水が主症状。放置すると下気道感染へ進展。
真菌性肺炎
まれだが、免疫低下時に発症。診断が難しく、抗菌薬が効かない。
アレルギー性呼吸器炎
床材・飼料由来のアレルゲンが原因。咳・くしゃみが主症状で、感染症ではない。
マイコプラズマ感染
モルモット感受性が高い。ストレス・免疫低下で発症。キャリア個体が多い。
治療費と保険の選択肢
治療費相場とペット保険の選択肢について、詳しく解説しています。
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よくある質問
▶モルモットの咳は自然に治りますか?
いいえ。細菌性肺炎は自然治癒しません。抗生物質による治療が必須です。放置すると 3~7 日で呼吸困難となり、死亡する可能性が高い。
▶モルモットの呼吸器感染症を予防するには?
①床材を週 2 回交換(粉塵が少ないティモシーハイやペレットを選ぶ)②ケージの温度管理(20~24℃)③湿度 40~60% を保つ④ストレス軽減⑤複数飼育時は病気個体を隔離⑥毎日の観察。
▶モルモットの咳が止まらない場合、入院は必要ですか?
呼吸困難がある場合は入院が推奨されます。酸素テント・注射薬投与が効果的。通院で抗生物質を投与する選択肢もありますが、重症時は入院が安全。
▶モルモットの呼吸器感染症は人に移りますか?
ボルデテラなど一部の菌は人への感染例もあります。免疫低下者は接触時の手洗いを徹底。咳が見られたら、他の小動物への感染防止も意識してください。
▶モルモットの呼吸器感染症は保険で補償されますか?
はい。SBI プリズム少短・アニコムなど小動物対応保険は診療費を 70~80% 補償。入院費も含まれます。
▶モルモットが咳をしていますが、病院が閉まっています。夜間どうしたら?
モルモットの咳が続く場合は、できるだけ早い受診が望ましい。夜間動物病院がある地域なら電話相談。ない場合は朝一番での来院を。呼吸が極度に苦しい場合のみ 24 時間対応の動物病院に連絡。
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