インコがけいれんを起こした時、その場でできることと受診のタイミング
このコラムは診断・治療を行うものではなく、獣医師との対話を助けるための情報整理です。 記載の症状や受診目安は一般的な目安であり、個体差・持病の有無によって判断は変わります。 最終的な判断は、必ずかかりつけの獣医師にご相談ください。
「一瞬だけ足が硬直したけど、もう大丈夫だと思ってた。朝にもう一度発作を起こしてしまった」
短期間なら様子見していいケース
- 驚いた直後に一瞬体が硬直したが、すぐに普通に戻った
- バランスを崩したが、数秒で回復した
- その後、食欲や活動に異常がない
こんな時はすぐに受診を
- 明らかな発作・けいれん(数秒以上続く)
- けいれんの後、意識がない、反応がない
- 連続して複数回の発作が起きる
- けいれんの後、歩き方がおかしい、頭が傾いている
- 眼球が揺れている(眼振)
- けいれん後も意識が戻らない、呼吸が弱い
考えられる病気
関連する疾患・症状
ビタミン B 不足(特に B1)
低品質のペレット、生の魚の過剰摂取が原因。神経症状として発作が起こる。改善が可能。
カルシウム / ビタミン D3 欠乏
メスの鳥が産卵期に特に起こりやすい(卵詰まりと関連)。骨粗鬆症と神経症状を引き起こす。
ポリオーマウイルス感染
若い鳥で発作を起こすことが多い。進行が速く、予後不良なことが多い。
脳炎・脳脊髄炎
アスペルギルス、バクテリア、ウイルスによる脳感染。発作のほか、頭の傾き・片目の腫れを伴う。
腫瘍・脳腫瘍
シニア鳥では脳腫瘍が発作の原因になることがある。MRI 検査で確認可能だが、治療選択肢は限定的。
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よくある質問
▶インコの発作が起きた時、何をすればいい?
動かない・驚かさない・無理に抑えない。発作の時間・症状・頻度をメモして、発作が終わった直後に病院に連れていってください。動画で撮影できれば獣医師の診断の助けになります。
▶発作が 1 回だけなら様子見でいい?
いいえ。1 回きりの発作でも医学的な原因を調査する価値があります。翌日以降に再発するリスクもあるため、24 時間以内の受診をおすすめします。
▶ビタミンを多く与えたら発作が止まりますか?
原因がビタミン不足の場合のみ有効です。他の原因(感染・腫瘍)の可能性を医学的に除外してから栄養改善を行うことが重要。
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